第1回アートウォーク報告

 2010年2月27日日曜日、アートを気軽に楽しむ鑑賞会「第1回アートウォーク」を開催しました。今回鑑賞したのは横浜美術館で開かれている「束芋 断面の世代展」と「コレクション展2009年度第3期」。

 スタッフに強力な雨男がいるために天気はあいにくの雨。そんな悪条件のなか集まってくれたのは6名。それにスタッフ2名が加わり総勢8名が横浜美術館に集合しました(若干1名遅刻 w)。男5人女3人、年齢は30代から50代までとバラバラ。人数はとても少ないけれど、なんとなくバランスはとれている、という感じのメンバーです。

 嬉しいことに今回は8名という少人数にもかかわらず、横浜美術館の学芸員が事前レクチャーをしてくれました(通常は20名以上でなければ事前レクチャーは引き受けてくれないとのことです。今回は特別サービスで実施してくれました。横浜美術館様ありがとうございます)。

 10時40分から入口を入ってすぐのエントランスホールで、15分ほどのレクチャーがスタート。横浜美術館の概要から始まり、束芋展の概要、アーティスト「束芋」について、作品鑑賞のポイントなどを、若い学芸員の方がわかりやすく丁寧に話してくれました。

 展示を見終わった後で参加者の皆さんに聞くと、この事前レクチャーがあったので束芋が作品の中に盛り込んである細かなしかけにも気づくことができ、思ったよりも楽しめたということです。

 ここのところ展覧会鑑賞の前後に、アーティスト本人や担当学芸員、ギャラリストの話を聞く機会が多く、そのような展覧会の楽しみ方もわりと面白いと感じています。何の事前情報も持たず作品から受ける印象を大切にするとか、自分が持つあらゆる知識を駆使して作品の解釈を試みるとか、アートにはいろいろな鑑賞の仕方がありますが、それは必要に応じて使い分ければいいのであって、こうしなければならないという決まりはありません。アートウォークでは今後、さまざまな鑑賞の仕方を試してみたいと思いますが、わりととっつきにくい現代アートを、展覧会を企画した学芸員の力を借りて理解を深めるという方法は、初回の試みとしては悪くなかったと思います。

 そんなこんなでスタートしてから1時間半後。アートウォーク参加メンバーは、企画展から横浜美術館の所蔵品を展示したコレクション展までたっぷりアートを堪能し、いつのまにか1階のカフェにみんな集合していました(アートウォークでは、展覧会の鑑賞は集団では行いません。みんな自由行動で自分のペースでじっくり鑑賞していただきます)。横浜美術館はコレクション展も充実しているので鑑賞時間を2時間とっておいたのですが、さすがに長過ぎたようです。

 カフェでは自然と会話が盛り上がりました。鑑賞自体は人それぞれペースが違うので個別に回った方がよくても、見終わった後は別です。見終わったばかりの展覧会についてあれこれ話し合うのはとても面白いものだし、いろいろな視点の意見が聞けるので勉強にもなります。

 話しは尽きず、横浜中華街へ移動しての昼食会も約2時間たっぷり会話を楽しみました。アートをじっくり鑑賞し、その後みんなでワイワイダベる……というのは、最高に楽しいことだと実感することができた第1回アートウォークでした。

横浜中華街・天長門

 第2回アートウォークをどこでどのようにやるか、現在企画中です。近日中に発表しますので、皆さん気軽にご参加ください。

2010年3月3日(水)